老眼で手元が読みにくくなると、運転免許の更新で視力検査に通るか不安になることがあります。老眼があることだけで更新できなくなるわけではありません。普通免許では、運転に必要な遠方の視力などが基準で確認され、眼鏡やコンタクトによる矯正視力でも評価されます。
基本の視力基準と片眼の視力が低い場合の条件、更新前の準備を整理します。この記事の数値は普通免許に関するもので、大型・第二種などへ流用しないでください。
老眼だけで運転免許が更新できなくなるわけではない

老眼の近方の読みにくさと、運転免許の視力基準は分けて考えます。不安がある場合は更新の直前まで待たず、眼科で現在の遠方の見え方を確認しましょう。
近くの読みにくさと視力検査の目的を分ける
老眼は、距離に応じてピントを変える調節力が低下し、手元を見るときに不便が出る状態です。更新通知や小さい書類が読みにくいことと、視力検査の遠方の基準に届かないことは同じではありません。
ただし、近視・乱視、眼疾患などが同時にあれば遠方も見えにくくなる場合があります。「手元だけの老眼だから必ず合格できる」ともいえません。遠くと近くを別に確認することが大切です。
書類には近用補助が役立つ場合がありますが、運転用や視力検査用の遠方矯正を、近用老眼鏡だけで代用できると考えないでください。
眼鏡やコンタクトによる矯正視力でも確認できる
普通免許の視力は裸眼だけでなく、必要な眼鏡やコンタクトによる矯正を含めて確認できます。普段運転に使う矯正が合っているか、眼科で相談しましょう。
眼鏡等の条件が付いている場合は、その条件を守ることも必要です。更新で矯正の使用状況や条件について疑問があるなら、窓口で確認してください。
遠近両用メガネでは遠用部分の使い方や掛け位置も確認します。読書用や室内用が道路を見る用途に合うとは限りません。老眼と遠近両用メガネも参考に、運転のための見え方を確保します。
普通免許の視力基準を表で確認する

警視庁の普通免許案内では、以下の視力・視野の条件が示されています。数値の確認と、住所地に応じた更新手順の確認は分けて行いましょう。
普通免許の視力基準
| 条件 | 必要な視力・視野 | 注意点 |
|---|---|---|
| 通常 | 両眼0.7以上かつ各眼0.3以上 | 裸眼または矯正、各眼条件を省略しない |
| 一眼0.3未満または見えない | 他眼0.7以上かつ左右視野150度以上 | 視野を自己判定しない |
| 他の免許種別 | 当該種別の公式基準を確認 | 大型・二種等へ普通免許の数値を流用しない |
普通免許の基準を2026年10月2日に確認しています。個人の合否は窓口の検査で判断され、更新手順は住所地の公式案内へ確認してください。
両眼0.7以上、各眼0.3以上が基本
通常の条件は、両眼で0.7以上、かつ各眼でそれぞれ0.3以上です。両眼の数字だけを見て、左右それぞれの条件を省かないことが大切です。
「両眼0.7だから必ず大丈夫」「片目だけ0.7なら通常の条件を満たす」と単純には判断できません。検査では条件に応じた評価を受けます。スマホの視力表などは、更新窓口での検査の代用にはなりません。
ここで扱うのは普通免許の基準です。大型や第二種などは、視力や深視力など確認内容が異なります。複数の種別を持つ場合は、該当種別の公式案内を確認してください。
一眼の視力が低い場合は他眼と視野の条件がある
一眼の視力が0.3に満たない、または一眼が見えない場合には、他眼の視力0.7以上に加え、他眼の視野が左右150度以上という条件があります。視力だけでなく視野の条件がある点に注意してください。
視野は、家庭で「周囲が見えている気がする」ことから自己判定できません。片眼の視力に不安がある場合は、眼科で状態を確認し、更新窓口に必要な評価や手続きを相談します。
表は基準の整理であり、個人の合否を記事上で決めるものではありません。現在の視力と眼の状態を確認したうえで、窓口の案内に従ってください。
更新前に眼科・眼鏡と日程を準備する

更新期限に余裕を持って、検査・矯正・予約や講習を準備します。視力の不安と事務手続きの両方を、直前にまとめて解決しようとしないことが大切です。
見え方が不安なら早めに検査と遠用矯正を相談する
道路の標識が見えにくい、普段の眼鏡で遠くがぼける場合は、更新前に眼科へ相談しましょう。屈折と眼の健康状態を確認し、必要なら運転用の処方や調整を検討します。
- 普段の眼鏡・コンタクトの情報を持参する
- 昼夜の違いと遠方の困りごとを伝える
- 作成後の掛け位置と見え方を確認する
- 見えにくい状態で自分を運転させない
検査用に一時的に数字だけをよくするのではなく、生活で使える矯正を相談します。コンタクトの度数を自己判断で変えることも避けてください。
更新通知・期限・眼鏡等条件・必要な講習を確認する
更新通知、更新期限、現在の眼鏡等条件、予約、必要な書類と講習を確認します。手続きの方法や持ち物は住所地、年齢、更新区分などで違うため、各都道府県警の公式案内を使いましょう。
70歳以上には高齢者講習、75歳以上には認知機能検査などの案内がありますが、必要な内容は該当する条件で確認します。すべての高齢者が同じ手続きになるとは限りません。
警視庁の更新手続一覧は東京都の案内です。他県の予約方法や受付場所へそのまま当てはめないでください。書類を読む近用眼鏡と、遠方の検査・運転に使う矯正を用意する場合も、用途を区別して持参します。
基準に届かない場合と安全運転の考え方

基準に届かなかった場合は、期限と必要な対応を窓口に確認します。一方、合格しても日常の安全に関わる症状が残る場合は別に相談しましょう。
視力検査に届かないときは期限内の対応を窓口へ確認
更新時の視力検査で基準に届かなかった場合は、その場で案内された手続きと、期限内に必要な対応を確認します。全国一律に同じ再検査の回数や日程になると考えないでください。
眼鏡が合っていないのか、眼の病気などの影響があるのかを眼科で確認し、必要な検査・治療・矯正を相談します。度数を強くすれば必ず基準に届くわけではありません。
更新期限が迫っている場合は、検査の結果が出るまで待つだけでなく、窓口へ期限と手続き上の扱いを早めに確認してください。運転の可否についても自己判断しないことが重要です。
合格しても夜間の不安や急な異常を放置しない
視力基準は重要ですが、それだけで夜間のまぶしさや二重に見える症状、視野の異常などがなくなるわけではありません。合格後も運転に不安があれば眼科で相談し、支障が強い場合は運転を控えます。
急な視力低下、片目の異常、強い眼痛や視野の欠けがある場合は、自分で運転して受診しないでください。
老眼の見えにくさが強いときの確認点や老眼とコンタクトの度数も参考に、基準の数字と日常の見え方をそれぞれ確認しましょう。
よくある質問

老眼鏡で視力検査を受ける?
近用老眼鏡は手元用であり、遠方の検査に自動的に適するわけではありません。普段の運転用矯正が合うかを確認し、必要な眼鏡やコンタクトを持参してください。書類用の近用眼鏡とは用途を分けます。
片目0.7なら合格?
片眼の視力が低い場合には、他眼0.7以上に加えて視野左右150度以上の条件があります。視力の数字だけで判断せず、窓口の検査と眼科での確認を受けてください。
まとめ

老眼があることだけで普通免許を更新できなくなるわけではありません。基本は両眼0.7以上かつ各眼0.3以上で、片眼の視力が低い場合には他眼と視野の条件があります。遠方矯正を早めに確認し、更新手順は住所地の公式案内へ。合格後も運転に不安な症状があれば相談しましょう。
参考情報

参考情報の確認日:2026年10月2日
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